子育てと脳科学

脳科学心理科学を応用して
前向きで挑戦できる子に育てよう
生まれた直後からシナプスが増える
⚫︎脳神経細胞(ニューロン)
生まれたばかりの赤ちゃんが最も多く1000億個とも言われています。成人の約1.5倍あり、成長とともに減っていきます。
⚫︎シナプスとは
ニューロン同士を繋ぐ回路です。さまざまなことを経験したり学習することで、3歳までに80%、6歳までに90%がつくられると言われています。
楽しさの重要性
楽しい→集中する
集中すると継続できる
継続できると上達する
楽しいから集中力が持続する
楽しいから脳が活性化する
だから、楽しさは需要です!
インプット・アウトプットの時期
⚫︎インプットの時期
まだわからないと思ってお子さまの前で、悪いことを喋らないで下さい。大人が考えるよりもたくさんのことを吸収しています。
⚫︎アウトプットの時期
インプットがいっぱいになると、吸収したものをアウトプットするようになります。個人差がありますが、早い遅いは能力の差ではありません。慌てなくて大丈夫です。
スキンシップの効果
情緒が安定し免疫力もアップ!!
【触覚】皮膚を撫でたりさすったりする刺激
【聴覚】心地よいママ、パパ、家族の声
【嗅覚】温かい抱っことママ、パパ、家族の匂い
【視覚】優しいママ、パパ、家族の表情

お子さまには無限の可能性がある




親は、我が子のことが大切で、愛しているが故につい、我が子の足りないところに目がいってしまいます。
これは親としての本能なので仕方ないことでもあるのですが、お子さまにとって必要なことは、未来に向けて考えていく思考ではないでしょうか?
ムリ・できない(投げやり・あきらめ・否定)、⚪︎⚪︎のせいで(責任転嫁・現実逃避)等、出来ない理由探し、お子さまの可能性を否定してしまう言葉は使わないようにしましょう。
人は、解って・認めてもらえると、そこからグングン伸びます。
100人いれば、100通りの個性があります。今は短所に見えるかもしれませんが、どんな個性も、長所になります。
自信がある子に育てよう
広辞苑によると、自信とは、「自分で自分の能力や価値などを信じること。自分の考え方や行動が正しいと信じて疑わないこと」とあります。
自信とは大きく2種類に分かれています。
自分自身の能力による自信(自己効力感、自己効用感)と、自分自身の存在価値に対する自信(自己肯定感、自己価値観)です。
例えば、何か課題に取り組み、成果が出せたときに生まれる自己効力感は、さらに上を目指そうという向上心を湧かせます。
自分自身の存在意義や自分がそれをやることの意味から生まれる自己肯定感は、多少の能力不足や見込みの甘さがあったとしても、失敗にくじけず、前向きに努力する継続力を湧かせます。
つまり、自己効力感と自己肯定感の相互作用により、自信がつくのです。
自己効力感は、どんな経験からでもつけやすい反面、脆くもあります。そのため、教育で重要なことは、自己肯定感を高め、自らの手で未来を切り拓く子供を育む教育の実践だと言われています。
ありのままのあなたがいい
自分で自分の価値を感じ、自分の可能性を心から信じられること。他人との比較や優劣で得られるものではありません。
自己肯定感は、生きていく上でとても大切です。
いい子じゃなくても、容姿端麗じゃなくても、成績優秀じゃなくても、ピアノが上手じゃなくても、イタズラしても、嘘をついても. . . . . . 自分の存在そのものを認めてくれる人がいることが、何にも変えがたい幸せであり、宝物なのです。
家族以外にも、気兼ねなく相談できる大人がいることは、子どもの心の安定にも良いと考えられます。
